紡ぐ

不登校の娘たちを通して、自分の子育て、人生やり直し中!不登校を問題だと思う私が問題だったという・・・

父のお葬式

【唯一のよかったこと】

 

父が亡くなって、バタバタと執り行われたお葬式。

 

怒涛のような数日の間で、

唯一、よかったなと思えることがありました。

 

お葬式の最後、みんなでお花を入れるでしょ。

あのときのこと。

 

父が好きだった(というより、もう中毒やね)

ものばかりに囲まれて、その姿にみんなで笑って

さよならできたこと。

 

あのお別れのときって、親族だけで

一般の方は、外で待機でしょ。

外で待ってる方に、みんなの笑い声が聞こえてたらしいwww

 

なんちゅう葬式や。って思われたかな。

けどきっと、

「あの人らしいな」

って思われてるやろうな。

 

 

【最後のお別れ】

「それでは、最後のお別れとなります」

という司会の言葉とともに、

私たち兄弟が最初に、棺にいれるお花やお弁当を

入れてあげました。

 

私は、もう号泣です。

私の号泣っぷりに、姉と兄は軽くひいたらしくwww

 

そして、親族、一般の方がぞくぞくと最後のお別れ。

その後、一般の方は外に一時退場。

親族のみが残り、棺を閉じます。

 

そのときに、お供えに置いてた、

大好きだったコーヒーを袋ごと

納めようとしたら、その袋がアルミだから、

ダメとのことで。

 

「じゃぁ、中身だけ」

 

ということで、袋をあけるとなんともいい香り。

 

「かけよか」

 

と、一袋ざざざ~っと父の体にwww

 

コーヒーの香りのお葬式。

ここらへんから、みんなおかしくなってきて、

 

じゃぁ!って、ゴルフの帽子をかぶらせ、

しまいには、たばこを口にくわえさせてた。

 

もう、ほんと泣き笑い。

 

その姿たるや

お父さんそのものだったから。

 

 

残念なのは、麻雀牌がだめだったこと。

なので、紙の麻雀ゲームを入れてあげました。

 

 

 

父は、仕事が休みの日、

朝早くから起き、

自分で淹れたコーヒーを水筒に入れ、

一日中、仲間とゴルフで

跳び跳ねるように楽しみ、

帰るなり休む間もなく

麻雀に行き、帰宅は夜中。

 

 

タフな75歳やったよなぁ。

 

遊ぶために仕事してるんや!

を豪語する人でした。

 

 

みんなに笑って見送られて

よかったやんね。