手の中にあること
こんばんは。
つむです。
晩御飯も終わり、それぞれにのんびりしていた時間。
学校からの一斉メール。
しかも見たことのない件名。
<緊急一斉メール>
何事?と思い見てみると。
”一年生の男の子が、いつも通り下校したまま
自宅に戻っていない。
行方不明として警察も捜査してるので、
何か知ってることあれば連絡ください”
といった内容でした。
心臓がどこにあるかわかるぐらい
大きく波打ち、体が固まった。
時計を見ると、21:00を過ぎていました。
知っている子ではなかったけれど。
気が気ではない時間を過ごしました。
痛い思いをしてませんように。
怖い思いをしてませんように。
寒い思いをしてませんように。
ただただ祈ることしかできません。
22:00過ぎにもう一度一斉メール。
「無事に保護されました」
と。
あぁ、よかった。
本当によかった。
力は抜けるわ、涙は出るわ。
よかった、しか言葉が出なかった。
もしかたら、ケガしたかもしれない。
怖い思いもしたかもしれない。
それでも、よかった。
子どもたちと一緒に布団に入って、
「○○くんも、お布団で寝れるよね。」
と、左手で次女のお腹をなでなで。
右手で長女の背中をカキカキ。
あぁ、あったかいなぁ、すべすべやなぁ。
かわいいなぁ、うれしいなぁ。
あぁ、存在するだけでいいってこのことか。
あぁ、愛しいってこういうんよな。
言葉にすると、ありきたりな言葉しかないけど、
心は、気持ちは、言葉にできないものでした。
そしてそういう気持ちになる時って、
決まって、
いま、自分の手の中にあることを気づくとき。
あることが当たり前すぎて、
見えなかったことに気づいて、
当たり前じゃないことに気づいた時。